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インタビュー
黒田整形外科医院創設者・黒田康二
黒田 康二(くろだ こうじ)
医学博士(リウマチ研究にて学位取得)

昭和52年、福岡大学整形外科にリウマチ外来開設。慢性関節リウマチの臨床、研究、治療を開始。途中1年半程、九州厚生年金病院整形外科に出張。その後も福岡大学整形外科にてリウマチ外来を担当。投薬治療、手術的治療、リハビリテーションを研究する。

令和 4年 3月をもって院長・理事長を退任。後継を黒田 大輔新院長に託す。
黒田整形外科医院・前院長・創設者 黒田 康二インタビュー
黒田整形外科医院は新しいステージへ
リハビリを重視した実用性の高い関節外科と
地域に根ざした医療と介護の総合拠点へ
新しくなった黒田整形外科医院
聞き手 今回、新医院を開院されることになった第一の理由は何でしょう。
黒田院長先生(以下:院長) 手狭になったというのが第一の理由です。以前の医院も患者数の増加に合わせて数回増築したのですが、あちこちに増築特有の問題が出てしまい不便になってしまいました。そのため、患者様へご不便をお掛けしてしまう事も多かったのです。通路の広さや動線も良くなかったので、全体にやり直さないといけませんでした。
リハビリスペースについては、私どもが運営している、高齢者介護複合施設 ツーハーツの入居者の方や通所者の方たちにも利用していただくようになったので、もっと広いスペースが必要になりました。新しい医院ではさらに広くなったリハビリスペースをご用意しました。
聞き手 リハビリには特に力をいれておられますね。
院長 もともと関節リウマチを中心に整形外科をしてきましたが、痛くて動かなくなることが大きな問題で、機能回復のためのリハビリにも力を入れる必要性を感じました。症状を治療するだけでなく、不便なく生活できるようにすることを念頭において診療しています。障害が残るケースでも、正しいリハビリをじっくり行うことで、問題なく生活できるようになる方は多くいます。整形外科ではリハビリが最も重要といっても良いでしょう。
このため充実したリハビリスペースを用意し、熟練したスタッフがリハビリにあたっています。
聞き手  介護分野を始められるきっかけは何だったのでしょう。
院長 高齢者の方で通院も入院もできず、自宅で介護している方が多かったので送迎してリハビリをしてもらえるようにと考えました。リハビリをするとしないのとでは、将来的に大きく違ってきます。自分で動けることはとても大切な事です。
私はリウマチと関節外科を中心に診療してきましたが、高齢になると関節にまつわる痛みや障害が多く出てきます。
問題は、こうなった時に動かなくなってしまう方が多い事です。痛みがあるので動きたくないのは理解できますが、それではすぐに弱って寝たきりになってしまう。そこで、リハビリで動かしてあげて運動機能を維持するお手伝いをします。最後は本人の自覚次第ですが、リハビリを行うことでその後の経過は大きく変わります。
こうしたコンセプトを形にしたのが医院と連係した介護施設「ツーハーツ」です。
ツーハーツIV居室
聞き手 新しい医院には住宅型有料老人ホーム「ツーハーツIV」が入っているそうですが。
院長 新しい医院内に住宅型有料老人ホーム「ツーハーツIV」を併設しました。年齢を重ねるとどうしても運動能力が落ちる、持病があるなど医療面でのケアが必要になりますので、こうした形に行き着きました。
緊急の場合に限らず黒田整形外科医院の整形外科医と内科医がすぐに対応します。これは一例ですが、脱臼がクセになっておられる高齢者の方が結構おられて、しょっちゅう脱臼してしまうけれど介護士では対応できません。そうした「日常的」なトラブルの対応も素早くできます。特に要介護度の高い方には医療面でのサポートが欠かせませんので、こういう形態になりました。
もちろん、医院とのスペースは完全に分けて設計してありますので、入居者様、患者様ともに特に接点はないようになっています。
聞き手 それ以外ではどのような特徴がありますか。
院長 1階に診察室の他、MRI、CT、レントゲン、骨密度測定器などの検査機器を集約してスムーズに検査が行えます。
待合室と廊下を広く設計して行き来しやすくなりました。受付カウンターも広くしたので使いやすくなったと思います。
前の医院ではリハビリの送迎で混雑していた入り口付近も、送迎車の車寄せを別に設けて混雑を緩和しています。
人気の高い鍼治療のスペースも拡張して、ゆったりとしました。
広くなった新病院リハビリスペース
聞き手  これから目指す医療についてお聞かせください。
院長 各診療科スタッフの専門性を高め、スキルを上げる事を第一に考えています。具体的には勉強会や研修などを積極的に利用して、第一人者を目指してもらいます。そうした研鑽と、日々の仕事の中での経験を合わせてマニュアル化。スタッフごとに技量ややり方にバラつきがなく安定して高度な医療サービスの提供に努めたいと思います。
医院では治療から完治まで、介護では健康に保つことをプライドとして対応できるチームを作らないといけません。
一生を通じて活動的な生活を送る助けとなるよう、黒田整形外科医院とツーハーツを構成しています。

1階廊下 診察室
※黒田整形外科医院では、国内でも数少ない無菌手術室や全身の骨密度を測る事ができる骨密度計、最新のオープンMRIを導入し、診断の精度や安全性の向上に努めています。また、こうした取組みの他にも、新薬の試験を行う「治験」を行う事業部を開設するなど医療の質の向上のために取組んでいます。>>詳しく

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